グループディスカッションにおける評価ポイントとは?

グループディスカッションで何を評価されてるのか?

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こんにちは。ベーシックの人事新田(40歳:愛読書はキングダム)です。毎日本当に暑いですね。夏になると毎年のように「空調暑い寒い問題」が発生しますが、若者が増えると空調は寒い方向に向かいます。冷房を22度設定で風量を最強にするのは誰ですか?おじさん寒くて仕方ないです。

さて、2016年新卒が入社して配属されたのも束の間、気づいたら2017年新卒だってほとんど終わって、早くも2018年新卒採用が始まってます。そんな2018年の就活生が動きを開始する中、就活の最初の動きがサマーインターンへの参加だと思います。

ここ3年くらい、企業は新卒採用の選考にサマーインターンを実施することがスタンダードになり、学生のみなさんはそろそろどんなインターンに行こうかなー?とか検討してる時期なんじゃないでしょうか。

そんなサマーインターンにも「選考」があり、そこでよくあるのが「グループディスカッション」です。今日はそのグループディスカッションを行うことによって、企業が何を評価してるのか書いてみたいと思います。

お互いに目的を理解することから始めよう

選考におけるグループディスカッションとは、テーマと時間を与えられて、そのテーマに沿ってグループで話し合いをする、というシンプルなものです。それだけにきちんと目的意識をもって取り組まないと、あっという間に時間が過ぎます。

なので、まずはグループでしっかりと目的を認識しましょう。目的とは「チームでグループディスカッション選考を通過する」ことです。

当たり前の話ではありますが、同じグループになったメンバーが全員同じ意識とは限りません。グループディスカッションとはチームを作って、チームがゴールに向かう為にするものです。チームのゴールが違ったら前に進みません。ここは必ず最初に合わせておきましょう。

役割を理解し、役割に徹しよう

グループディスカッションを行う際は、いくつかの役割に分かれます。

  • リーダー 場を仕切る、意見を引き出す
  • サブリーダー 進行、とりまとめ
  • 書記 議事録、ポイントを押さえる
  • タイムキーパー 時間確認、アラート発信
  • イデアマン 意見を発散させる

大きくはこんな感じだと思います。

グループディスカッション選考において、与えられたテーマで「結論を出す」こと自体はそんなに重要ではありません。もちろん良い議論が行われ、導かれた結論が素晴らしければ大いに意味がありますが。

本当に重要なのは、どれだけチームワークを徹底できるか、です。その為には「役割に徹する」事が重要なのです。

  • 自分の役割はなんなのか?
  • 他のメンバーの役割はなんなのか?

これらをしっかり最初に理解しましょう。
短い時間で行われるチームビルディング、それはこの役割を互いに理解することから始まります。

リーダーシップを発揮しよう

チームにおいて「リーダー」は存在は重要ですが、「リーダーシップ」はチーム全員が持つべきものと理解しましょう。グループディスカッションにおけるリーダーシップとは、主体性や積極性ですね。

例えば、タイムキーパーの役割に徹するあまり、発言を一切しないというのはありえません。きちんとリーダーシップを持って場に臨む。それがチームの為にできることです。

こんなコミュニケーションを意識しよう

初めて会って、初めて話す。その上でチームを作って議論を開始する。普通に人生を歩んできてそんなシチュエーションが存在するのか?いや、しない(笑

それでもグループディスカッションというのはそういうコミュニケーションを要求される場です。では、そんなとき何を気をつければ良いのでしょうか?大きく5つをピックアップしてみました。

  1. 素直に受け入れる
  2. チームメンバーを否定しない
  3. 相手の価値観を尊重する
  4. 感情をコントロールする
  5. きちんと意見を言う

チームで何かをするときには必要なコミュニケーションなのはみんなわかると思います。ただ、これをしっかり意識して、この場で発揮できるのかどうかが重要なんです。初対面の即席のチームではなかなかできないんですよ。

これを怠ると、メンバーの意見を受け入れず、その意見を否定し、価値観を理解せず、イライラしたり、でも意見言わない。ほら、すごくイヤな人ができあがりました(笑

こういう人がチームに一人いるだけで、グループディスカッションはクラッシュします。グループディスカッションはチームワークなんです。

論理的に考えることを意識しよう

テーマがあって、時間が決まってる。それらを議論し、何らかのアウトプットに導くためには、論理的な思考が求められます。論理的に議論を組み立てられないと、

  • ただ単に思いついた意見を言う
  • ゴールと関係無い意見を言う
  • 意見を収束できずに発表も何言ってるかわからない

こんな感じにグダグダします。

論理的思考はスキルです。本を読んだり普段から意識をすることによって鍛えられるものなので、これを機会に何冊か読んでみてください。とはいえ、グループディスカッションのような場ですぐに発揮できるかどうかはなかなか難しいかもしれないので、ただ一点意識してみてください。

それは「論点を押さえる」ということです。論点がずれたら、とにかく引き戻す。この議論のテーマは何なのか?そのテーマ、論点をひたすらに押さえ続けることが、グループディスカッションにおける論理的思考を発揮する部分です。

まとめ:企業はチームワークを評価する

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ここまで読んでいただけたらピンと来たと思いますが、グループディスカッションは結論として「チームワーク」を見る場です。なぜか?それはなんの為に企業が選考をするのかを考えてみてください。

会社とは仕事をする場で、仕事とは多くの場合チームで行うものです。なので、企業が見る評価ポイントはただ一点、

「一緒のチームで働ける人なのかどうか?」です。

グループディスカッションの場で「自分だけが受かればいい」的な考えで臨んでる人はダメですね。

そこを判断する為に必要な力が、

  • 目的設定
  • 役割徹底
  • リーダーシップ
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考

です。

好き嫌いや得意不得意ではなく、取り組む機会が多いという事実を踏まえ、どう向き合うか?少しでもこのエントリが役に立てばうれしいです。

おまけ:こんな人にならないように気をつけよう

  • ただ声がでかいだけの威圧マン
  • 知識ひけらかすだけの論破星人
  • 議論ひっくり返し勘違いアイデアマン
  • 仕切ってる風の空回りさん

自分を客観視しないとこういうことも良く起こります。そういう印象が残ってしまうと選考通過は厳しいです。一緒に働くイメージがわかないですからね。

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