こんにちは!ベーシックの新卒採用担当をしている浅野麻妃(29歳、エジプト好き)です。
よく、「学生は時間があっていいな~」っていうフレーズ聞きますよね。
でも案外、学校やサークル、アルバイト、課外活動、インターン、など、多くのアクティビティに追われて日々を忙しく過ごしている学生も結構多い印象です。
私が学生の時もどちらかというとそっちのタイプで、単位も必要数以上にとったり、サークル・委員会も4つ掛け持ちしつつ、ボランティアやアルバイトにも精を出しているような、結構多忙な学生生活を送っていました。
そうやって忙しい生活を送っていると、充実感や刺激もあるので時間が過ぎてくのも速く、ついつい立ち止まったり、ゆっくり振り返る時間を取るのを忘れてしまいますよね。
やらなければいけないこと、やってること、やりたいこと。
それらをしっかり整理し、優先順位をつけることができれば、学生生活もより実りあるものになるでしょう。
今回はそのための有効な方法をご紹介したいと思います。
『時間管理のマトリックス』
この『時間管理のマトリックス』はとても有名なので、聞いたことがあるor知っている人も多いかなと思います。
このマトリックスは、全世界で3000万部(!)以上も売り上げている、スティーブン・R・コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』で紹介されている方法です。
「緊急」と「重要」という軸で、下記のように第一領域~第四領域に分類されます。
このマトリクスはビジネスシーンでよく取り上げられていますが、今回は学生の例に当てはめて考えてみたいと思います。
こんな感じかなと。
■第一領域 (緊急で、重要)
例)授業の課題、必修単位、自分が中心に動いているサークル・ゼミ・学生団体などの活動
■第二領域 (緊急ではないが、重要 )
例)将来のキャリア・人生設計、身につけたいスキルの研鑽、家族との関係構築
■第三領域 (緊急だが、重要ではない)
例)埋め合わせの単位の授業、お金を稼ぐためのバイト、先輩との強制飲みw
■第四領域 ( 緊急でも、重要でもない)
例)ゲーム、買い物などの娯楽や趣味
※上の挙げたのは一例で、人によって緊急度も重要度も異なることは前提です。
第一領域と第二領域はどちらも”重要”ですが、”緊急”である課題の方、つまり第一領域と第三領域に時間は割かれやすい傾向にあります。
しかし、将来のことやキャリアのこと、自己理解・自己研鑚にあてる時間(第二領域)は、長期的な視点で非常に重要なので、捻出するための工夫が必要です。
第二領域(緊急ではないが、重要)に時間を割くために
意識をして時間を作らないと、緊急性が高いorイメージしやすいor楽しいタスクが優先されて、ついつい後回しになってしまうのがこの第二領域(緊急ではないが、重要)に分類されるものです。
期日があるわけではない(=緊急ではない)ので、自分の意思の力を使わなければならず、注意が必要です。
そのためのポイントを各領域ごとにまとめてみました。
第一領域(緊急で、重要)
→やらなければならないことで、優先順位高く取り組むべきことです。やると決めたことはしっかり遂行していくことが大事。要コミット。
第三領域(緊急だが、重要ではない)
→ここが最もテコ入れしがいがある領域だと思います。「本当に必要なタスクか?」「もっと良い方法はないか?」など、選択と効率化の観点で定期的に見直し、整理しましょう。
第四領域( 緊急でも、重要でもない)
→いつもいつも頑張ってたら疲れちゃうと思うので、リラックスしたり楽しみのための時間は必要だと思います。でもついついその時間を取り過ぎてしまって、しなければいけないことにあてる時間が結果的に圧迫されてしまうということは誰しも経験があるはず。。そうならないための自分ルールを作って、第二領域のための時間を作りたいですね。
さいごに
今回は時間管理のマトリックスを使ったタスクの優先順位の付け方の紹介をし、「いかに”緊急でないけど重要”の項目に時間を割けるようにするか」ということにフォーカスして書いてみました。
私自身も未だに完璧になんてできてないですが、忙しければ忙しいほど、一旦自分のタスクを整理して優先順位をつける、ということは意識してするようにしています。
限られた学生生活をより実りのあるものにできるように、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです^^