自己紹介が苦手な人は思ったより多い

履歴書を書くのとはまた違った「自己紹介」という場面
こんにちは。ベーシックの人事新田(40歳本厄:ふわふわな不惑)です。最近はいよいよもって新卒採用が佳境です。いわゆる大手企業の面接が迫ってきたり、学生もあせったり覚悟を決めたり、そもそもウチのようなベンチャーに早々と内定承諾したり、悲喜こもごもの様相を呈してきました。
さて、新卒で会社に入る学生も、転職活動中のみなさんも、会社に入社するにはほぼ必ずと言っていいほど「面接」があります。で、その面接の場で同じく必ず実施されること、それが「自己紹介」です。
僕は採用面接の場に年間でかなりの数、みなさんの自己紹介を聞くことになりますが、特に学生は自己紹介が苦手な人が多いと感じています。でも、考えたらこれって当然なのかなー、とも思っていて、自分を振り返ってもそんなに自己紹介を求められる機会ってないですよね。
エントリーシートや履歴書の書き方などはいろいろな情報があったり、友達や先輩に聞けたりしますが、自己紹介ってそんなに練習しないと思います。それがいい自己紹介なのか悪い自己紹介なのかも判断しづらいよね、と。
なので、そういった人たちの為に、今日は「自己紹介のフレーム」を書いてみたいと思います。
3分で心をつかむ!自分の世界に引き込む!
とかそういうものではないです。まずは、自分のことを落ち着いて伝える、それが相手に伝わる、そういうゴールを目指せるものを考えてみました。
フレームを図解してみます
自己紹介には、大きく2つのフレームがあります。
それらを図にしたので、まずはそれを見ながら説明しますね。
まずはトップダウン型から。

これはいわゆる「結論ファースト」というものですが、自分自身のことを伝える際に、まずは「こんな人です」と先に伝える方法ですね。いわゆる自己分析が進んでるロジカルなタイプの人は、この方法がいいかなと思います。あとは「1分で」とか時間の制限があるときにはおすすめです。
必要なのは、それらを構成する要素をしっかり洗い出しておくことです。
上記の図におけるB~Oはその要素たちです。結論に至るまでの要素がたったひとつずつということはあまりないと思うので、結論につながる分岐を考えて行きましょう。
これらは、面接の際に少しずつ分岐が変わってもいいと思います。会社の業種、面接官のタイプ、その場の雰囲気、相手の表情、そういうもので変えられる分岐を持っておくといいです。
要素の例としては、
- 学生生活や、前職の経験
- 強みやスキル
- 好きなことや、幼少時の夢
- 打ち込んだ部活
- アルバイトでの経験
- 10年続けた習い事
- 海外での生活
などなど。自分を構成するものであれば何でもいいです。重要なのは、「結論」から分解される要素であることです。どこをどう切り取ってもその結論に至らない要素であれば、それは「取ってつけた」ようなものになり、相手には「伝わらない」です。
次にボトムアップ型です。

これは、一つ一つ順序を追って自己紹介する方法です。
この場合でも、要素を洗い出し、自分自身を構成しているものを伝えて行きます。自分自身の「人となり」を伝えていく情緒的なタイプな人は、ボトムアップ型の方が向いていると思います。
この場合は、要素自体の「粒度」を細かく考えて行くことがいいですね。背景に潜むディティールがあなたのことを表現してくれて、「伝わる」と思います。
トップダウン型の要素に加えて、
- どんな家庭で育ったか
- 友達からはこんな風に言われます
- 好きな科目は○○で、それはなぜか
- こんな趣味があります
など、そういう要素を紡いで「私は○○な人です」と伝えていきましょう。ボトムアップ型はどうしても話が長くなる傾向にはあるので、要素の分岐をある程度いくつかに絞っておくといいと思います。
トップダウンにもボトムアップにも共通して言えますが、スキルみたいなものは何かに打ち込んだ証拠だったりもするので、ぜひ教えてもらえるとうれしいですね。プログラミングの経験とか、運動や音楽、なんでもいいです。
必要なのは「伝わる」こと
面接をしていて、正直「自己紹介が上手い」から採用ってことはほとんど無いと思います。よどみなくスムーズに伝える力、ってのはそれはそれで強みになるとは思いますが、上手いことよりは、「どんな人か」が伝わるかどうかです。
そのためには、まずは自分自身を言語化することが必要だし、履歴書ともきちんとリンクさせておくことが必要です。面接という場では、普段考えていること以上のことなんて出てこないですからね。
自己分析に困ってる人はこのエントリも読んでみてください。
あとは、恥ずかしいかも知れませんが、練習をすると良いと思いますよ。このフレームに沿って台本を作って、友達でも周囲の大人でも、誰でも良いです。目的を持って練習し、準備をすることで緊張が緩和され、本番で力が発揮しやすくなると思います。
このエントリで少しでも多くの人が「自己紹介」に苦手意識がなくなればうれしいです!頑張ってください!