就活解禁後、氾濫する情報の波に飲まれてはいけない
3月になり、就活が解禁となりました。そもそもベーシックとしては、このスケジュールには関係ないので、とっくに解禁してるとはいえ、それなりに気にはしてます。
何かというと、3月以降、明らかに就活関連の情報が増え、目に触れることが多くなってきました。ニュースサイトや、コラム、ブログ、それを拡散するソーシャルメディアによって、気にしたくもない情報が勝手に目に入ります。
何が正しいのかなんて判断できない
このエントリを書こうと思ったきっかけは、この動画にあります。
7分以上あるアニメーションなので、なかなかに見応えあるし、身につまされるものがあります。このムービーの主旨は、説明文が一番わかりやすいので、以下引用します。
ごく普通の大学生として何となく過ごしてきた主人公。ところが近頃友人たちの様子がおかしい。聞けば、彼らは噂の"就活"に躍起になっているらしい。それが一体どのようなものなのか見極められぬまま、主人公もまた「ニッポン式就活」の渦中へと引きずり込まれて行く。
ニュースで見ると、こんな感じですね。
希望に満ち溢れた一歩を踏み出す為の就活のはずなのに、記事の中には不安をあおることしか書いてません(学生にも、僕たち企業にも)。
ただ。僕自身は、こういう就活を否定するつもりは全くないです。実際に多くの雇用を創出し、日本を創りあげてるのはこういう大手企業であるのは明白だし、そこには優秀な人材もたくさんいます。
だからこそ、改めて「就活記事にまどわされるな」と伝えたいです。
就活マナー?テクニック?こうすれば受かる?
例えばこんな記事。
※リンク先は日経のサイトなので、要会員登録
当たり前ですが、極端な例をピックアップして書いていると思います。でも、結局「何が大事か」ってのがよくわからない内容なので、就活生は「こんな学生は嫌われる」だけが心に残ります。
他にもこんな記事。
なんとなく、救われる感じしますが、結局これも何かの結論を出すわけではないので、なんだかんだ「ノックは3回」することになると思います。
そんな中、この記事には共感する内容が多かったです。
※タイトルと内容はかけ離れてるので、タイトルは無視しましょう
業界、職種、それこそ面接担当者との相性による
そう、答えは無限にあります。現に私たちベーシックは、業界で言えば「インターネット業界」で、新卒採用が活発な業界の中でも、群を抜いて「マナーにうるさくない業界」だと思います。
こと僕たちベーシックの新卒採用においては、
- スーツは着なくていい
- 集団面接ではない
- そもそもノックすることがない(先に部屋に入ってもらってる)
- 履歴書は手書きじゃなくてOK
などなど、堅い業界や、大きな会社では認められないだろうな、って事でも、それがスタンダードになってます。
ただね、スーツ着てきてもいいし、履歴書はきっちり手書きでもいいんですよ。わかりやすく言えば、「それをベースに合否を判断するものじゃないですよ」ということ。
これだけ情報があふれてれば、「あ、これは罠かも。減点されるかも。」とか疑心暗鬼になるのもわかるんですよね。今、世の中にあふれてる就活のテクニックとか、マナーとかってのは、「減点方式」ですが、僕たちは「加点方式」だと思ってます。決まりきった面接フローの中で、その場での信頼関係なんてすぐに生まれないんだから、そりゃ疑心暗鬼にもなるよね、と。
普段考えてること以上のことなんて、話せるわけがない
ここから先は、あくまで「ベーシック」の面接を受けられる方向けの内容です。大手企業に面接を受けにいく、という方は、そのまま鵜呑みにして面接落ちないように気をつけてください。
服装は?
一言で言えば「清潔感」があれば良いと思ってます。細かく見たとしても、以下くらいじゃないですかね。
- 髪型、ひげ、爪、化粧、香水、それぞれだらしなくないか?華美すぎないか?
- 汚らしい格好じゃないか?靴が汚れてないか?
履歴書は?
データ入力したものをプリントアウトしてもらえれば結構です。あ、写真は貼ってくださいね(笑)。僕自身が字が汚いので、正直手書きの書類ってかなり苦痛です。面接官としても読みやすいので、プリントアウトで結構ですよ。
ただ、内容に関してはしっかり書いてもらえるとうれしいです。話のきっかけにもなるし、「ここを聞いてください!」っていうのを書くことは、学生も話しやすいんじゃないかと思います。趣味・特技・学生時代に頑張ったこと、なんでも書けるものは書きましょう。1点ポイントがあるとすれば、「鉄板ネタには目がいくように書こう」ということですかね。そこから話を広げられれば、緊張もほぐれて良い面接になると思いますよ。
話す内容は?
就活記事の中で良く見かける「自分の言葉で話しましょう」は、これは正しいと思います。自分の言葉、っていうのは「普段考えてること」以外は出てこないものです。練習に練習を重ねた言葉じゃダメ、とか書いてあるけど、練習に練習を重ねて、自分の言葉になったらそれでもいいんじゃないかって思いますよ。そこから派生する質問にも答えられればいいじゃん、って。
で、「わからなければ、わからないと答える。」これも正解。取り繕うくらいだったら、素直にわからないって言いましょう。
就活テクニックより、自分を客観視する力をみがこう
自分がどう見られるのか?自分が面接官だったら、自分をどう見るか?せっかく鍛えるのであれば、面接テクニックより自分を客観視する力を鍛えましょう。足りないのはそこだと思います。
- 髪伸びてるなー
- 爪も伸びてるなー
- ひげがだらしないな
- 化粧濃すぎかな
- 香水キツいかな
- 話し方に敬意がないかな
- その場で取り繕うこと多いな
こういうことに気づけるかどうか、です。
もし、「普段通り」がそんな状態なら、その場合は自然体で来ることは勧めません。
自分を客観視する、相手がどう思うのか考える、相手にどう思ってもらいたいのか考える。そうして、学生と企業がマッチングするんだと思います。細かいことなんて気にしなくていいんですよ。そこまで考えられれば、あとは「やってきた経験」「普段考えてること」以上のことは話すことなんてできないし、そんな話は出てこない。
相手を思い考え、それらに向けた手を打つ事
僕らは「ウェブマーケティングで問題解決をする」会社です。社内に対して、「マーケティングとは、相手を思い考え、それらに向けた手を打つ事。」と伝えてます。
ベーシックに入りたい、と思ってくれてる学生は少なくとも、そんなウェブマーケティングをやりたくて志望してくれてると思うんです。であれば、就活もマーケティングの一環ですよ。
「相手を思い考え、それらに向けた手を打つ事。」それは決して、通り一辺倒な就活では無いはず。マナーを守ることがどうこうではなく、相手の事を思い考えて、打つ手がなんなのか?です。
僕たちもあなたたちの事を思い考え、向き合いたいと思います。良い就活を!
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